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K-popという言葉を聞かない日はないというくらい、今やK-popはカルチャーのひとつとして定着しています。しかし、K-popと聞くと、ダンスミュージックが中心のボーイズ/ガールズグループを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? 実はバンドスタイルのK-pop(K-rockというのがふさわしいのかもしれません)バンドも存在していて、その代表のひとつと呼べるのが、「CNBLUE」です。K-popらしいキャッチーな親しみやすさも備えた、ポップなロックサウンドを奏でるCNBLUEはかなりの本格派。韓国だけではなく日本でも人気があり、世界的にも活躍しているバンドです。

その人気はどこまで続くのだろうか(もしかしたらワンダーカジノも同じようなレベルの名声を勝ち取るかもしれない)。

CNBLUEはジョン・ヨンファン(メインボーカル&ギター)、イ・ジョンシン(ベース&ラップ)、カン・ミンヒョク(ドラム)の三人からなるスリーピースバンド。バンド名の由来は「Code Name BLUE」ですが、この「BLUE」は、結成当時に在籍していたイ・ジョンヒョン(ギター&ボーカル)も加えて、メンバーそれぞれのイメージである「Burning(ジョンヒョン)」「Lovely(ミンヒョク)」「Untouchable(ジョンシン)」「Emotional(ヨンファン)」の頭文字を取ったものでした。ジョンヒョンが2019年の8月に脱退し、現在は残る三人での活動となっていますが、バンド名は変わらず「CNBLUE」のままです。

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CNBLUEが結成された2009年6月、オリジナルメンバーのイ・ジョンヒョン、カン・ミンヒョク、ジョン・ヨンファン、クォン・グァンジンが、バンド文化が根付いている日本で経験を積みたいと「音楽武者修行」をしに来日しました。来日直後、初めてのライブの観客はたった7人だったそうですが、彼らが注目を集めたのは、ひと月後の7月に、同じ韓国出身のFTISLANDのライブへ参加したとき。

Taiko

FTISLANDのファンの間でまず話題となり、そこから対バンライブとストリートライブでの活動を精力的に行い、ファンを増やしていきます。

実力が認められ、8月にミニアルバム『Now or Never』でまずは日本のインディーズシーンでのデビューを果たし、9月には初めてのワンマンライブを成功させますが、直後にはグァンジンが脱退し、代わりに現メンバーであるジョンシンが加入しています。韓国では2010年1月にミニアルバム『Bluetory』でデビューし、同年6月には日本でシングル『The Way』をリリース。この年の12月には、韓国ゴールデンディスク賞にて「デジタル部門本賞」、メロンミュージック・アワードでは「新人賞」を受賞しました。

2011年1月に日本で発売した3枚目のシングル『RE-MAINTENANCE』は、インディーズでの発売ながらオリコンデイリーチャートで二位を記録し、3月には韓国で初のフルアルバム『FIRST STEP』をリリースしますが、これが10万枚を超える大ヒットを収め、一気に韓国を代表するバンドのひとつとして数えられるようになりました。9月にはインディーズ最後のライブを横浜アリーナで行い、翌月の10月に日本でのメジャーデビューシングル『In My Head』をリリース。発売日当日には、新宿アルタ前で無料のシークレットライブを敢行しますが、ライブの噂をキャッチしたファンを中心に7000人もの観客が集まってしまい、安全上の問題を考慮して『In My Head』のみを披露してこの日のライブは幕を下ろしました。この後、12月からは日本全国ツアーをスタートさせますが、このツアーファイナルを収める代々木第一体育館のライブチケットは、発売後1分後には完売となってしまったそうです。
2012年1月には韓国ゴールデンディスク賞にて、「アルバム本賞」「音源本賞」「VIVIドリーム賞」「アジア最高グループ賞」と、前年を上回る数の賞を受賞し、同時期に活動の舞台を世界へと広げるきっかけとなる「MTV Unplugged」への出演を果たしました。これは韓国人アーティストとしては初めての出演となる快挙でしたが、その人気や実力を裏付けるように、MTVでのライブの観客応募は収容人数150人だったにもかかわらず、約15000人が応募していたそうです。2月に発売された日本でのメジャーデビューシングル第二弾である『Where You Are』はオリコン週間シングルランキングで一位を獲得し、オリコンで41年ぶりの海外バンドによるシングル首位獲得として、日本のミュージックシーンに新たな歴史を刻むこととなりました。

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勢いはかげることなく、2013年に韓国で発売したミニアルバム『Re:BLUE』は、予約枚数だけで10万枚を超えるなどモンスター級の人気を博し、このミニアルバムはアメリカのビルボード・ワールド・アルバム・チャートで一位を獲得、そしてリードシングルとなった『I’m sorry』は台湾やフィリピンのチャートでも一位を記録しています。同年には『Blue Moon World Tour』というワールドツアーをアジア、オセアニア、北米、南米にて行い、日本のミュージックフェスのひとつSUMMER SONICにも、LINKIN PARKやMETALLICAなどの世界に名だたるロック/メタルバンドと共に出演を果たしました。

2014年〜2017年には定期的なアルバム・シングルリリースとライブを重ね、リリースされた音源は常にチャート上位に食い込むなど安定した人気を誇ってきたCNBLUE。2014年にリリースされた『Can’t Stop』は、Lady Gagaやビヨンセ、コールドプレイらが名を連ねる「Twitterで一年間のうち最もツイートされた楽曲」の世界第17位(この年の韓国出身アーティストの最高位)にランクインするという快挙を成し遂げています。2015年に発売された韓国でのセカンドアルバム『2gether』はエレクトロミュージックの要素を取り入れたものでしたが、この試みは音楽レビュアーから賞賛の声を受け、韓国のチャートでは数週間に渡り一位をキープし続けました。2016年に日本で行われた「Our Glory Days」

Taiko

ツアーは、総動員数75000人を記録し、ライブ映像はのちにWOWOWで放送されています。

2018年にはメンバーの入隊が続き、活動休止となり、さらに2019年にはジョンヒョンが残念ながらも脱退してしまいますが、2020年になるとCNBLUEは残る三人での活動継続を宣言し、ミニアルバム『Re-Code』とリードシングル『Then, Now and Forever』をリリースしました。いよいよ今年2022年には四年半ぶりの来日イベントを開催予定するなど、日本での本格的な活動再開の兆しが見えてきたようです。東日本大震災や熊本地震のときにも被災地に寄り添ってくれたCNBLUE、バンド結成から時を重ねて実力派ロックバンドとしての今後の活動に目が離せません。